先日インストールしたAnacondaで、Pythonの仮想環境を作成してみたので、作成する流れについて紹介します。
Anaconda Navigatorを使用したので、GUIで仮想環境を作成することができました。コマンドの入力は必要ありませんでした。
Anacondaでの仮想環境について
Anacondaの仮想環境を作成すると、別の仮想環境やメインのAnaconda環境とは別々にパッケージの管理を行うことになります。
そのため、パッケージの管理が容易になるなどのメリットがあります。
Anacondaで仮想環境を作成する流れ
Anaconda Navigatorを使用してPythonの仮想環境を作成する手順です。
Anaconda Navigatorを開く
Anaconda Navigatorを起動させ、左側にある「Environments」タブをクリックします。
仮想環境の設定に切り替える
つぎに、下の方にある「Create」ボタンをクリックします。
仮想環境のオプションを指定する
「Create new environment」ウインドウが開きます。
ここでは、作成する仮想環境のオプションを指定します。
「Name」のところに仮想環境の名前を入力し、「Packages」から仮想環境で使用したいPythonのバージョンを選択します。
Pythonのバージョンはデフォルトでは「2.7」が選択されていましたが、3系のバージョンに切り替えることもできました。
記事執筆時点では、Pythonのバージョンは「2.7」、「3.5」、「3.6」、「3.7」の4種類から選択することができました。
名前の入力とPythonバージョンの指定が完了したら、「Create」ボタンをクリックします。
仮想環境の作成が開始され、「Creating environment」と表示されるので、処理が完了するまで待ちます。
仮想環境の作成には時間がかかりました。
仮想環境の作成が完了すると、Anaconda Navigatorに仮想環境が追加されます。
仮想環境をクリックして切り替えることで、SpyderなどのツールやPythonのパッケージなどの管理を行うことができます。
右側にある三角形のボタンをクリックすると、ターミナルなどを開くことのできるメニューが表示されます。
先ほど作成したAnacondaの仮想環境に切り替えて、ターミナルを開いてみました。
Ubuntuユーザー名の左側に、仮想環境の名前が表示されていることがわかります。